泉質効能
浴用の禁忌症
●高度の貧血 ●活動性の結核 ●重症の糖尿病 ●重症の高血圧 ●悪性腫瘍
●心臓病 ●腎臓病 ●動脈硬化症など ●呼吸不全 ●腎不全 ●出血性の疾患 ●すべての急性疾患(とくに発熱時)●その他一般に病勢進行中の疾患 ●妊娠初期と後期
飲用の禁忌症
●腎臓病 ●高血圧症 ●その他一般にむくみがあるもの※ 甲状腺機能亢進症のときはヨウ素を含有する温泉を禁忌とする
適応症
療養泉の一般的適応症(浴用)
●神経痛 ●運動麻痺 ●慢性消化器病 ●筋肉痛 ●関節のこわばり ●痔疾●関節痛 ●うちみ ●五十肩 ●くじき ●疲労回復 ●健康増進 ●冷え性
●病後回復期
泉質別適応症(浴用)
●きりきず ●やけど ●慢性皮膚病 ●虚弱児童 ●慢性婦人病
泉質別適応症(飲用)
●慢性消化器病 ●慢性便秘
浴用上の注意事項
- 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当り1回程度とすること。その後は1日当り2回ないし3回までとすること。
- 温泉療養のための必要期間はおおむね2ないし3週間を適当とすること。
- 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり(湯さわり又は浴場反応)が現れることがある。「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は入浴を 中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。
- その他の注意すること
- 入浴時間は、入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。
- 入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。
- 入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない。(湯ただれを起こしやすい人は逆に浴後真水で体を洗うか、温泉成分を拭取るのがよい)
- 入浴後は、湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。
- 熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十分注意をする。
- 食事の直前・直後の入浴は避けることが望ましい。
- 飲酒しての入浴は特に注意する。
飲用上の注意事項
- 飲泉療養に際しては、温泉について専門知識を有する医師の指導を受けることが望ましいこと。
- 温泉飲用の1回の量は一般に100mlないし200ml程度とし、その1日の量はおおむね200mlないしは1000mlまでとすること。
- ただし、小子(15才以下の者)については、知見が必ずしも十分でないため、原則的には飲用を避けること。ただし、例外的に飲用する場合には、医師の指導を受けること。
- 強塩泉、酸性泉、含アルミニウム泉及び含鉄泉はその泉質と濃度によって減量し、又は希釈して飲用すること。
- 以上のほか、飲用については次の諸点について注意すること。
- 一般には食前30分ないし1時間がよい。
- 含鉄泉、放射能泉及びヒ素又はヨウ素を含有する温泉は食後飲用する。含鉄泉飲用の直後には、茶、コーヒーなどを飲まない。
- 夕食後から就寝前の飲用はなるべく避けることが望ましい。
禁忌症適応症決定年月日/平成23年9月30日 決定者/鹿児島市保健所長